霧に包まれた幽玄な霊山での紅葉ハイキング

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登山

福島『霊山』に行ってきました。

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霊山までの道のり

仙台を早朝5時過ぎに出発。
仙台からは東北道若しくは国道4号線を下って向かうルートと常磐道若しくは6号線を下るルートの二通りあります。

今回は普段あまり通らない6号線を通ってみました。
下道でゆったりと霊山に向かいます。
その途中、阿武隈川の河口からの日の出に思わず車を止めてパチリ。

雲の合間からのレーザービームを鑑賞。

2日前の大雨や甚大な被害をもたらした台風19号による道路コンディションが気になったので前日に霊山の施設に確認しました。
福島市側からも相馬側からも全面通行止の標識は出ているがその脇を通り抜けて来れば大丈夫とのことでしたのでその通りに向かいました。
たしかに標識は出ていましたが、その脇を通り抜けるように通過できました。

途中道路が切れ落ち片側交互通行が2箇所ありましたが、特に問題なく現地に到着。

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霊山到着

登山口情報

現地に到着するも、先ほどの朝日はどこにいったのか空はどんより小雨が時折ちらつく微妙な天気。

Aだったんだけどね~?とぶつくさ。
今年の秋の紅葉はなんとなく天気に見放されている気がしますね。

霊山の登山口は駐車場完備。

結構な台数が止めれます。
トイレも併設されているので安心。

今日は霊山では紅葉祭りをやっているため朝からたくさんの関係者の方々いらっしゃいます。

なんとなく賑やかな感じの登山口でした。

登り始める前に少し道路を下ってみると雲と山々が織り成す綺麗な眺めがみれました。

それでは登山開始。

登山口はこちら。

舗装された道をしばらく進みます。

だいぶ前に設置されたであろう案内板。

霊山ハイキングコース。

おーこれは登山ではなくハイキングなのね。
ではハイキングスタート。

緩やかな道をゆるゆると登ります。
突如こんな大岩があらわれます。

登山道脇の沢音を聴きながら進みます。

こんな感じで岩の間を抜けていく流れ。

滝もあり。

登山道も沢化してます。

極力靴を濡らさないように、一歩一歩選びながら足を進めます。

天気が良ければ気持ちよさそうな道です。

「宝寿台」

行ってみるとハシゴがあります。

ここで雨が結構強くなってきたので、7月の大天井岳以来のザックカバー発動。

なかなか長いハシゴです。
登りきると見晴らしのいい高台にでます。

遠くまで見渡せますね。
綺麗。

下を見ると絶壁。

霊山こどもの村の施設を見渡せます。

横はこんな感じ。

もっと色づくときれいでしょうね。

ハシゴは登るより下りるのが苦手。

この取りつく瞬間が一番緊張するー。
この「宝寿台」は何処かにつなっがっているわけではないので、登りたい人だけ登るところですね。
下りてから気が付きました。

この先をすすむと「見下し岩」があります。

こちらも見晴らしがよく、「宝寿台」と同じような眺めを見渡せます。

小さなお子様連れの方は、「宝寿台」ではなく、ここで眺める方が安心だと思います。

というのも「怖くて無理―、下りられないーっ」と泣き叫んでるお子さんをお父さんが必死に大丈夫だと諭してました。

相変わらず下を見ると怖い。

なんとなく霧がかってきましたね。

ぼんやりと奥にある山肌が見えます。

巨石がせり出した道を通ります。

山椒。

はて?これは何でしょう。

紅葉したモミジが綺麗です。

分岐を護摩壇入口方面に進みます。

この辺りは道が完全に川化してます。
ハイキングコースといえトレッキングシューズよりも登山靴のほうがいいいですね。
道を彩る落ち葉が綺麗ですね。

「親不知・子不知」エリアへ。

名前を見ただけで何となく想像ができます。

入り口はなんてことないですね。

途中、見晴らしのいいエリアがあります。

紅葉綺麗。
晴れの日もいいんでしょうけど、この霧がかかった景色も雰囲気があって悪くない。

おっ、やばくなってきました。
この柵がなければ自分は絶対無理、引き返しますね。
かなり崖が迫ってます。

この柵も崩れたら怖いので、体重を預けたりはせず、軽くタッチしながら突破。

霊山の象徴ともいえる岩肌が間近に迫っています。

今度は岩のトンネル、縦バージョン。

そこを抜けると。横バージョン。

そこを抜けると護摩壇到着。

特に何もありません。
初め霧に包まれていましたが、晴れると展望が効きます。

つづいて鎖場登場。

でかい岩を見てもだんだんなにも感じなくなるぐらい巨石奇岩だらけの山です。

「国士館跡」

全く何もない寂しいところでした。

続く「霊山城跡」も同じく。

開けてはいますが、ドロドロエリアなのでお弁当って感じでもないですね。
ここにはトイレもあります。

東物見岩方面へ進みます。

ここからは登山口から見えるところの反対側を通る感じです。

霧がいい雰囲気を醸し出しています。

何となく深呼吸。

「東物見岩」

こちら側のほうが紅葉が進んでいる感じです。

続いて「蟻の戸渡」

デンジャラスな響き。

やはり断崖にあるほそーい道でした。

ここは迂回することが出来るので通らず次のエリアに進めます。

高い山は好きですが高いところは苦手なので、当然迂回しようと思っていたら、おばちゃん集団に若いから大丈夫行きなよと声をかけていただきなんとなく足踏み出してしまいました。見かけのわりにそれ程若くないんですが・・・。

切れ落ちているのは片側だけですが、やはり怖い。

息を止めながら突破。
でも紅葉がきれいです。

つづいて「望洋台」

名前の通り太平洋が見渡せるのでしょうが、やはり今日は難しいようです。

これで一通り見るところは終了。

登山口に戻ります。

相変わらず大きな岩壁。

いままでは山の淵を周回している感じでしたが、ここからは山をたてに横切っていく感じです。

この辺りはハイキングコースというよりも登山道というかんじでなかなか険しい。

前の集団を追い越させていただきました。

「雲切岩」

「大山祗神社跡」

祠が流れ出てきています。
あれ、道がない。
というかルートを間違えていました。
行き止まりでした。

ということで元のところまで引き返してルートに戻ります。

先ほど抜かせていただいた方々を再び追い抜かせていただきました。

しばらく歩いで元の登山口へ。

コースタイムは2時間ぐらいですが、ゆるゆると登ったので、大きくタイムオーバーしました。

でもこちらの霊山はゆっくりと登り、立ち止まり、景色や雰囲気を味わいながら登るのにおススメの山です。

お祭りのおかげでふるまい汁のつみれ汁をいただくことができました。

天然もの的なキノコがたくさん入っていて、出汁の旨みたっぷりでとてもうまし。

身体も温まった。

そして霊山を振り返るとなんと快晴に。

岩肌くっきり。綺麗ですねー。
でも紅葉には少し早いですかね。

来週末ぐらいが見頃かもしれません。

ただ施設の方も言われていましたが、針葉樹がどんどん伸びて昔ほどの紅葉ではなくなったそうです。
そういわれてみると確かに針葉樹割合が高いですね。

あとは少し下ったところにある紅彩館のお風呂で汗を流しました。

登山日2019年10月27日

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