紅葉ハイク『安達太良山』、山頂は暴風と霧の中。

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登山

今年の初紅葉。
安達太良山を目指します。
それにしても今頃になってやっと初紅葉ハイクとは。

今シーズンは週末の度の雨や台風で予定が狂いましたね。
なぜか毎週のように水曜日だけはスゴイ晴れていた気がします。

結局、紅葉は安達太良山のみかな~。
もう一つくらい行きたい。

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安達太良山への道のり

仙台を朝5時に出発。
まだ陽が出ていませんが、地面がぬれていて空はどんよりぎみかな。

安達太良山の登山天気ではA。

現地に着けば快晴の中、登山できるろうと期待して道中進みます。

しかし、途中の吾妻P Aに休憩をとると、音が鳴るぐらいのすごい強風が吹き荒れてます。

雲の流れも早いこと。ほんと「A」ですか・・・。

あとあと他の登山者の情報では「てんくら」では「C」だったとか。

そんなこんなでロープウェイは動いてるのか心配しながら安達太良山到着。

だいたい仙台から1時間40分ほど。

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駐車場

この時期第1駐車場は有料(1000円)となるので、無料の第2駐車場に車を止めます。
10分ほど歩く距離が増えますが、登山に来ているわけですし別にどうってことない距離です。

とりあえず登山口は晴れ曇り的な感じです。
二本松市内は朝日で輝いていて綺麗です。

準備を澄ませ登山口の方へ。

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ロープウェイ。

まだ運行開始前でしたが、ロープウェイ自体は動いていたので一安心。

ただ安達太良山の頂上は見えませんが、その面は雲の中っぽいですね。

レストハウスの乗車券売り場で片道チケット1000円を購入。

通常は8時半から運航開始ですが、この時期の土日などは1時間早い7時30分から運航が始まります。
ロープウェイのシャッターの前で待っているとさらに早い15分前から運航が始まりました。

ロープウェイの開始とともに乗り込みます。

相乗りの方と色々と雑談。
山伏のような木の杖を持った地元の方と新潟から来られてこの夏東北の百名山をすべて登られた方とご一緒しました。

話が弾みあっという間に到着。

ほとんど景色見れなかった。

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登山開始

ルート

本日のルートは安達太良山登山ではメジャールート。

ロープウェイの山頂から安達太良山山頂を目指します。
そこで引き返すピストンルートもありますが、それでは物足りないのと安達太良山の魅力はその先の景色だと思うので、牛の背を通って沼の平方面へ。
そこから峰の辻をくろがね小屋方面に下り、くろがね小屋からは旧道を通らず馬車道を通り奥岳登山口に戻ります。
ちなみにコース上にトイレがあるのはくろがね小屋のみとなっています。

まずは安達太良山山頂を目指して

本格的に登り始める前に薬師岳展望台方面に立ち寄ります。

「ほんとうのそら」の碑の前はこの天気のせいかだれもいませんでした。

薬師岳からしばらく紅葉を眺めめます。

色づいてますね。遠くに滝が見えます。

では本格的に登山開始。
序盤は道も整備されており緩やかに登っていきます。

登山道を紅葉の木々がいろどります。

空を見上げるとどんより。

うっすらと太陽が透けて見えます。  
次第に登山道らしい道へ。
でも安達太良山は登りやすいですね。

まだこの辺りは風も穏やかですが、眺望はありません。
表登山口の分岐です(仙女平経由)

標高が上がるに従い霧が濃くなってきます。

足元も濡れていて滑りやすい。

ドングリ系の葉の紅葉が綺麗。

地面の質が変わってきました。

まだ太陽はこんな感じ。

なかなか山頂からの眺望は厳しそうですね。 
さすがにこの季節花は全くありません。

この小さな葉が綺麗でした。

山頂と峰の辻の分岐。

沼の平を経由しない場合にはこちらを下っていきます。

ムムッ。

ひょっとして山頂?

あまりにも霧が濃いので気が付きませんでしたが、あっさりと山頂の直下まで来ていました。

あのぼわっと見えるのが山頂がある乳首といわれているところです。
やはり登りきると風が強い。
雨が降ってないのが幸いですが、このキリと強風で髪の毛はびしょびしょになります。

せっかくなので山頂へ登ります。

いつもならこの季節渋滞が起こる山頂への道はガラガラでした。

安達太良山山頂1,700m到着。

完全に遮るものが無くなり暴風が吹き荒れています。

ここにいるだけで辛い。もちろん展望あるわけありません。
そそくさと下ります。

暴風の中、沼の平を目指します

ここで悩みます。沼の平を経由すべきか。

風は西側、沼の平方面から吹き付けているので展望はまずないだろうし、むき出しの稜線歩きなのでこの暴風の中進むこととなります。

まーそういう過酷な山歩きも登山。
当初の予定通り沼の平方面へ向かうことと決断。

暴風と霧の中を進みます。

寒い。この季節の山頂でのこの風は寒い。

ザックからまさかのニットの帽子を取り出してかぶります。

土の色が変わってきました。

多分この辺りから沼の平のダイナミックな景色が見れるはずですが、うつむき加減に風を耐えながら進みます。

このピラミッドが見えたら分岐のサイン。

結局ただただ風と寒さに耐えながら進むのみでした。

晴れていればこのような沼の平の絶景を見ることが出来たはずです。
こちらは昨年登った際に撮影したものです。

暴風とお別れ、くろがね小屋方面に下ります

峰の辻方面に下ります。

このまま直進すれば、鉄山ですね。

来年、沼尻登山口から登って沼の平を一周したいですね。

ただこの日の沼尻登山口からの登山は地獄ではないでしょうか。

完全に沼尻方面から風が吹き就ているので、霧と暴風の登山は必至です。

霧の中道を見失わないようにしながら下ります。

まだそこまで霧が濃くないのが救いです。

稜線から脱したことで風もだいぶ和らぎました。

うすぼんやりと山肌の紅葉。いまいち。

峰の辻の分岐。

ここはだだっ広いので霧が濃いとルートを見つけられなくなるので要注意な場所です。
くろがね小屋へのルートを下ります。

昨年はもう一つのルートを通りましたが、この道がキツイ。
トトロの小道的なところをひたすら下りました。
距離的には近く見えるのですが、圧倒的にくろがね小屋経由の道のほうが楽なうえに眺望もいいのでこのルートがおススメです。

この辺りになるとだいぶ霧も薄らいできました。
綺麗な山肌も見ることが出来ます。
山頂からの景色は残念でしたが、いちおう紅葉をみれているので満たされた気分になってきた。

篭山の紅葉。
いいね。青空があればもっといい。

二本松市内を方面を見渡しての紅葉。
とてもいい眺めです。

くろがね小屋が見えてきました。谷の中に佇んでいます。

くろがね小屋到着。

くろがね小屋まで下りて来ると、全く風はありません。

山頂での食事は難しかったので、沢山の人がここで昼食をとっているようでした。

小屋の中へ。

トイレを借りて、バッチを二つ購入。

ちなみにこちらのくろがね小屋は通年営業なので、真冬でも訪れることが出来ます。

小屋周りの紅葉がとても綺麗です。

ナナカマドの実も色づいていますね。

硫黄の香りもたちこめてきます。
くろがね小屋は入浴も出来ます。温泉のある山小屋。とてもレアです。

少し休憩して下り再開。

あとは下るのみ

紅葉と落葉が彩る道が綺麗ですね。

その脇を流れる沢も彩り豊か。

小屋方面を振り返って。

少し下ったところから、天狗岩、屏風岩方面を眺めます。たまたま陽が差しました。
雲のあたりには荒々しい岩肌が見れるはずですが、見ることが出来ませんでした。

山肌が綺麗。紅葉の絨毯ですね。

この辺りの紅葉はとても綺麗ですね。

この景色が見れただけでも良かった。
あとはひたすら下るのみ。

今回は直線的に下る旧道は通らず、つづら折りの馬車道を下ります。
途中からずっとご一緒させていただいた山形から来られていた女性の方と山話に花を咲かせて下りました。
その方は来週、霊山いかれると言っていたので、自分も天気が良ければいってみようかな。

あとは奥岳の湯で汗を流し登山終了。

コンディション的にはよくありませんでしがた、たまにこういう登山もいいもんです。

綺麗な紅葉も見ることが出来て楽しめました。

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