憧れの表銀座縦走!燕岳から大天井岳、常念岳を巡る天空の散歩道。3日目エピローグ。

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登山

ここからは出発地仙台までの戻り方について備忘録として残しておきたいと思います。もし同じように仙台に戻る方がいれば参考になるかと思います。またせっかくなので東京までの戻り方もしらべてみましたのでご参考に。

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現実世界への道のりの比較

とうとう登山も終了。明日からはいつも通りの仕事が待っています。その現実世界への道のり自分が帰る仙台だけではなく、一番興味がある方が多いであろう東京までの道のりとあわせてまとめてみましたの参考にしていただければと思います。

東京までの帰り方

穂高駅を起点として東京まで戻る方法を毎日アルペン号、バス利用、電車利用で比較してみました。

毎日アルペン号

毎日アルペン号を利用しての登山の場合、復路でも毎日アルペン号のバスを利用できるプランがあります。もちろん申し込みの時点で往路復路どちらもバスを利用するプランを選択します。
その場合は次の画像の通り。

https://www.maitabi.jp/bus/tokusyu1.php

それぞれの場所(画像右側参照)から復路のバスに乗ることが出来ます。その場所についても初めの申し込み時に選択します。
注意が必要なのは燕岳登山口のみ往路で降車した登山口からの乗車できますが、それ以外はそれぞれの場所まで自力で移動しなくてはなりません。
ちなみに今回は一ノ沢登山口に下山したので、そこからタクシーで「しゃくなげの湯」若しくは「蝶ヶ岳温泉 ほりでーゆ~四季の郷」まで移動が必要となります。
乗車時間も決まっているので、その時間に間に合うように余裕をもって下山する必要があります。
バスの東京到着は18時30分頃、往路で利用した乗車場所とは異なり、新宿西口での降車となります。乗車時間は5時間ほどと長めです。

バス編

ご紹介するのは京王バス東㈱とアルピコ交通㈱ が共同運航する高速バスです。
各地からアルプスまでを結ぶお馴染みの登山バスですね。

『 白馬・安曇野と新宿』を結ぶルートと 『新宿と上高地』を結ぶルート(さわやか信州号)があります。
『 新宿と上高地』を結ぶルートでは下りでは安曇野支所前停留所に停まるのですが、上りでは止まらずスルーしてしまうようなのでこちらには記載いたしません。

白馬・安曇野~新宿ルート

アルピコ交通 http://sawayaka.alpico.co.jp/

ルートにはすべての停留所が記載されていますが、バスにより停車する停留所に違いがあるので注意が必要です。

こちらが2019年の時刻表です。実際にご利用する場合は最新の時刻表をご確認ください。
時刻表を見ていただくと10時台の次は15時台とかなり間が空いてしまいます。10時台も早朝に下山開始すれば十分間に合いますが、途中お風呂に立ち寄るなどを考えると現実的には15時台でしょうか。12時台13時台があるととても便利だと思います。乗車時間は安曇野穂高停留所より4時間ほどでバスタ新宿に到着します。金額の方は時期や曜日などによっても異なりますが4列シートであれば5,350円(通常期)、6,550円(繁忙期)となっています。

アルピコ交通 http://sawayaka.alpico.co.jp/

燕岳や常念岳に下山される方は、安曇野穂高停留所より乗車することとなります。

こちらもその時間に間に合わなければおいてかれるのでゆとりをもって下山する必要があります。

また燕岳登山口からはバスで穂高駅まで移動でしますが、一ノ沢や三股登山口は移動手段がタクシーとなりますので下山前にタクシー配車の手続きが必要となります。
特に観光シーズンだとタクシー会社もパンク状態のようなので、事前予約は必須です。

電車編

穂高駅から電車を利用する場合は大きく分けて二つの選択肢があります。
新幹線を利用するか若しくは特急を利用するかの二つ。

新幹線を利用する場合

まず新幹線を利用する場合ですが、在来線を二つ乗り継ぎ長野駅に向かい、そこから新幹線を利用します。その一例は次の通り。

yahoo路線情報より

乗車時間は3時間少々、連絡時間も含めると4時間弱といったところです。
金額は1万円弱ほどかかります。

特急を利用する場合

続いて特急を利用する方法。
特急あずさを利用します。松本まで移動し、特急あずさに乗り換え新宿まで向かいます。

yahoo路線情報より

乗車時間は3時間少々。たまたま連絡時間が短いこともあり全体でも3時間10分弱。
金額も7,000円弱となっており、新幹線を利用と変わらない時間で金額的には3,000円程安く済ますことが出来ます。

穂高駅から新宿まで直行できる特急もあります。
同じくあずさ号になりますが、本数的にはこの1本のみです。
のんびりと下山しお風呂につかったり、もしくは安曇野市で観光してから利用するのであれば時間的なタイミングとしても悪くないと思われます。

yahoo路線情報より

乗車時間は3時間を少し超えます。乗換がないというのがいいですね。金額は7,000円弱となります。
ちなみにすべて在来線を利用する方法もありますが、金額的には4,500円ほどで済みますがトータルの時間が6時間ほどかかってしまうので、こちらでは割愛させていただきます。

比較してみて

毎日アルペン号とバスを利用す場合と電車を利用する場合を比較してみて、時間的には電車を利用する方が早いことがわかります。バスと比較して1時間ほど早い3時間少々で東京まで戻ることが出来ます。毎日アルペン号は5時間ほどかかってしまいます。
電車の中でも新幹線と特急を利用する場合で比較すると時間的にはほとんど変わらず金額的には新幹線が約3,000円程高くなってしまいます。乗換回数も特急のほうが少ないので電車を利用するのならば特急がおすすめです。
それで毎日アルペン号とバスと電車で比較すると
・時間は毎日アルペン号5時間、バス4時間、電車3時間。
・金額はバス5,350円(通常期)、6,550円(繁忙期)、電車7,000円弱。
バスは通常期と繁忙期で金額が異なりますが、一般的な登山シーズンであれば繁忙期となり、そうすると電車とほとんど価格差がありません。それで1時間早く帰ることが出来るのであれば電車がいいのではないか?と思うところです。毎日アルペン号についてはどうしても時間的な選択が一択しかないという意味で使い勝手がよくありません。
ただ大きな荷物を持ったうえでの移動なので、その辺も考慮して選択していただければよいかと思います。

仙台までの帰り方

仙台までの道のりはバスと電車の2択から調べてみました。

バス編

往路はすべてバスで移動してきましたが、復路ですべてバスとなると正直厳しいですね。
往路は23時発の毎日アルペン号に乗れれば車中泊で朝起きれば登山口に着くという効率的な移動ができます。夜は電車が動いてないですからね。
ただ復路の場合はバスで移動するとただただ時間がかかり、次の日の仕事等にも影響がでるのでバスという選択肢はないかなという感じです。
というのも仙台直通のバスは現在ありません。したがっていったん東京を経由するルートとなります。
そうすると東京までバスで4時間、そこからさらに5時間ほどかけて仙台に移動することとなります。
前述の東京までの帰りかたバス編に記載した15時32分発の新宿行きのバスに乗ったとして新宿着が19時28分。そこから仙台へバスで移動となると日付が変わってしまい仙台に到着するころには公共交通ではすでに終わっています。
次の日に余裕があればいいのですが、そうでない場合はバスは難しいなと思い電車で帰る方法を検討しました。

電車編

バス編で書いた通り望みは電車。
新幹線一択ですね。
まずは新幹線が通る長野駅まで移動しなくてはなりません。穂高駅から在来線に乗り込み松本駅で乗換て長野駅へ向かいます。
長野駅から新幹線を利用し大宮へ向かい、大宮で東北新幹線に乗り換えます。
特急を利用して新宿まで向かう方法も東京までの帰り方電車編に記載しましたが、東京に出ること自体が遠回りになってしまうので選択肢としてはありません。
それでその場合のルート、時間、料金はこちらです。

乗車時間は4時間弱、連絡時間を含めても5時間以内に到着。長野駅まで出てしまえばなんと実質2時間。本数もたくさんあるので自由度も高い。
金額的には1万7000円と高くつきますが、バスと比較しても6,000円ぐらい増えるだけではないかと思います。

今回のチョイス

比較するまでもなく電車で帰ります。意外と仙台から長野は近いというのが正直な印象。逆に仙台から向かう場合も当日の始発で出れば燕岳の登山口まで午前中に到着できるのではないでしょうか。

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穂高駅から仙台までの道のり

穂高駅から出発

タクシーで穂高駅まで送り届けてもらいました。

ここからはあづみ野周遊バスがでており、大王わさび農場に向かうこともできるようでした。

駅前にはいくつかお店があり散策をしてみたいところでしたが、丁度いいタイミングで松本駅に向かうJR大糸線の電車が入ってきたのですぐにホームへ向かいます。

ここから松本駅まではだいたい30分くらいの乗車です。

松本駅での乗継ぶらり長野駅

松本駅に到着。こちらも調度よく長野に向かうJR篠ノ井線の電車が発車間近。一本見送っても全然大丈夫だったのですが、ついつい走ってしまいギリギリセーフで車内に。

一度階段の登ってホームを移動しなくてはいけないのがつらい。しかも人が多く思うように進めない。
できるだけ階段に近い車両に乗り込んでおけばよかったと思いました。

ここから長野駅までは1時間20分ほど。長かったですね。初め座れなかったのですが、途中から座れたので助かりました。

でもこういう知らない土地で乗る鈍行も悪くないですね。
大きな荷物を背負ったおばぁちゃんや部活帰りの高校生、小さいお子さんを連れた家族連れ、ファッション誌をまねたのか少し背伸びした服装の中学生・・・。
ほとんど地元の人々が利用する在来線だらこそ感じられる疎外感というかよそもの感。
そんな気持ちにさせてくれる在来線は旅の醍醐味のように感じます。

これが新幹線となると、遠くからきて遠くに移動する人がほとんどなのであまりそのような気持ちにはなりません。

やはり地元の方々が利用する在来線ならではの感情ですね。
それを感じつつ車窓から遠ざかる北アルプスの山並みをぼんやりと眺めていると長野駅が近づいてきました。

長野駅出発!いざ仙台へ。

長野駅に到着。

長野駅ではちょっとぶらぶらしてみようと思っていたので、あえてすぐには新幹線には乗りません。
乗車する新幹線発車までは2時間ほどの余裕があります。

いったん改札をでて駅近隣を散策。とても立派なビルです。駅前と駅裏では印象が全く違います。写真の方面は昔からの駅前といった感じですが、この反対側は新しく整備し直した感じで開放感のある開けた印象でした。。

先ずはスターバックスによって妻に頼まれていたご当地タンブラーをゲット。
これリック入れるのきつい。

そして駅ビルの3Fにある飲食店エリアへ。
お目当てのお店は事前リサーチ済みのソースかつ丼の専門店。

このボリューム!

ちなみにカツの後ろにはキャベツの千切りが盛沢山。細切りで柔らかいキャベツはお店自慢のソースをかけていただきました。

そしてカツ。脂分少なめのカツは自分好み、甘辛いソースともよくあいますね。
ビールも旨し。

お風呂でもいただいたので本日2杯目のビールだったりして。

いやぁーすごい満足。

あとはお土産コーナーでおやきを買ってみたり、名物の唐辛子をかってみたりのんびりと過ごしました。
定刻になり新幹線へ。

車窓から遠ざかる山々。
また来たいなぁー長野。

後は大宮で乗換て仙台へ。

長野から仙台までは3時間ほど。

あっと間に現実社会に戻ってしまいました。

それにしても楽しい山旅でした、

いまだにあの北アルプスの稜線を歩いた余韻が冷めやりません。

また来年も来たいなー。

ということで旅の記録終了です。

ちなみに仙台から中房温泉までの道のりはこちら→Click
中房温泉から燕岳の登山の記録はこちら→Click

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