やまがた百名山!地域に愛される里山の秀宝『大岡山』に登ってきました

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登山

憧れの里山『大岡山』に登ってきました。
知名度、人気ともに上昇気流!
山形の百名山『大岡山』は里山ながらもの小連峰を形成しておりルートのバリエーションも多く楽しみ方も多彩。
展望も抜群。
月山、朝日連峰、葉山、白鷹山、鳥海山などの山々や大東岳、面白山、山形神室岳など宮城県境の山々も望むことが出来ます。さらに眼下に広がる村山盆地。
そして『大岡山』の醍醐味は何といっても地域の皆様から愛されていることを感じながら歩くハートウォームな登山道。
たくさんのユニークなプレートがほっこりとした気持ちにさせてくれます。
日課のように登る地域の方々も多く、談笑しながら交流を図れるのも『大岡山』の魅力の一つ。

それでは山形が誇る里山の秀宝『大岡山』について紹介いたします。

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『大岡山』への道のり

まずは『伊藤商店』で朝ラー、お腹を満たして48号線を山形へ

仙台から48号線を通り大岡山を目指します。
途中、陸前落合の『伊藤商店』で朝ラー。朝7時から営業しているのが有難い。

じんわりとしみる優しい味わい。プルプルモチモチの多加水麺。エネルギー補給完了。

外に出てみると青空、果たして山形はどうか?

雪化粧した面白山、大東岳を眺めつつ車を走らせます。
大岡山は仙山線の楯山駅からも近いので、電車でも気軽に行くことができます。ということを現地で知りました。
1時間ほどで大岡山に到着。

駐車場

車は楯山コミュニティーセンターに駐車させていただきました。

登山口までの道のりは写真の通り。

こちらに駐車する場合は「風山登山口」若しくは「北登山口」から登る場合に便利です。
風間山登山口にも数台停められるようですが、コミセンのほうが広くて快適。 南登山口から登る場合は登山口やその近くの墓地の前に路上駐車するようです。

いずれにしても風間山から大岡山に縦走する場合は登り口と下山口が離れているので歩いて戻らなくてはなりません。といっても15分ぐらい。田園風景の歩きはむしろ楽しいぐらいですよ。

楯山地区の案内板も掲載してみました。

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登山開始

ルート

[大岡山のみを登る場合]

北登山口から大岡山山頂までのピストンコース(ルートタイム:約1時間10分)
南登山口から大岡山山頂までのピストンコース(ルートタイム:約50分)
もしくは北登山口から大岡山山頂に登り、南登山口に下山する周回ルート、若しくはその逆周回のルートがあります。
どのコースで登っても往復2時間ほどではないでしょうか。

[縦走コース]おススメ!見出し

風間山登山口から入山し、南登山口に下山するルートです。(ルートタイム:約1時間30分)
もちろんこの縦走コースがおススメです。
歩いていて楽しいのは大岡山本体より、むしろ大岡山に至るまでの縦走路にあるように感じます。
こちらは全体で約2時間30分ほどのコースタイムでしょうか。
もちろん南登山口から逆のルートで縦走するのもありですね。

※ルートタイムは下記の案内板を基にしています。大岡山までの登りのみルートタイムですので下山の時間がさらにかかります。その旨ご留意ください。

ルートや時間を記した案内板です。

今回は風間山登山口より入山し、南登山口に下山する縦走ルートをいきたいと思います。

風間山から始まる峰々を縦走

まずは風間山登山口まで歩きます。5分ほどの道のり。
住宅地を進むとお地蔵さんがいらっしゃいます。かわいらしい服をきてますね。
人気ヤマッパー、パクチーさんの投稿でよくお見掛けしておりました。

さらに進み風間山登山口に到着。
この鳥居が目印。この脇にも数台駐車できるようです。
ここから風間山への一歩を踏み出します。
とりあえず天気も今のところ悪くない。時折青空も見えます。

いきなりサンタの寝床。これよくYMAPの投稿で見かけましたね。ここにあるんですね。

こんなプレートが沢山あります。
上と下どちらも同じ音ですね。意味は違いますけど。

緩やかな登り。歩きやすい。

風間山から見える大岡山。まだまだ遠い。

この階段を上ると

鐘撞堂。となりに鐘がある建物があります。ここが風間山と思われます。
どちらもシートで囲ってあります。冬支度ですかね。大切にされてるんだなというのをしみじみ感じます。

ここで近所のおばぁちゃん達に声をかけていただきしばらく談笑。
「どこから来たの?」、「奥さんは登るの?」など質問攻めに(笑)
なんと自分の旦那さんは穂高にも登る山好き。でも私は全く興味がないとのこと。
うちと一緒です(笑) 
楽しいひと時をありがとうございます。

ここ風間山からの眺めがすごくいいんです。
この高曇りの微妙な空模様にも関わらす遠くまで見渡せます。

陽に照らされた月山 

朝日連峰も輝いてます

葉山
「もっと登ると鳥海山見えっから」とおばあちゃんからアドバイスをいただきました。

次に目指すのは砥石山。
うすごおりが張っています。キレイ。

山上神社へと続く階段。

山上神社
凛としたたたずまい。
しめ縄はおニューですかね。

さらに登ると「冬はすってんころりん坂」
雪がないので大丈夫そうです。

坂の途中からの眺めがいいですね。
たおやかな月山の稜線。雪が少ないと言いつつも月山は別格ですね。

朝日連峰。雪が輝いています。

葉山と月山をワンフレームに。

葉山の向かって右裾に白く見えるのが鳥海山。
それにしてもロケーションがいいですね。

柱状節理の山肌が露出。
柱状節理とはマグマが冷却団結する際に岩体に柱上の割れ目が入ったものをいうらしいです。
大岡山もはるか昔、火山によってできた山なんですね。

登山道を外れて近づいてみる。
ちかくで見ると一つ一つがとても大きい。

見晴し台のほうへ進みます。旧そり道もきになります。

「ちょっと寄らない?」
折角なので寄らせていただきますね。

残念ながら、今日はおむすび不携帯。
でも地域の方から沢山お声がけいただき、「結び」が沢山出来ましたよ。

「ささ、上がって」上がらせていただきます。

見晴し台到着。
おそらくここが砥石山山頂。

見晴らしいいですね。
月山が見渡せます。
ただ雲の割合が徐々に増えてきたような。

本命に向かいます。
見晴らしがよく足を止め、プレートを見るたびに足を止め、コースタイムを大幅にオーバー中。
楽しい山なのでコースタイムはオーバーすること確実です!

「太ったおじさんの散歩道」は緩やかな登り道

それにしても面白い。

緩やかな道をサクサク進みます。

分岐点。おそらくここが弁財天山。
素直に行けば「ツツジコース」を進み旧まつたけ山(たぶん小菰石山のことかな)
でも右に下る黄金山神社も気になる。YAMAPの地図にはルート表示なし。

何があるのか?一旦試しに下ってみよう。
滑り落ちそうな急坂。ポールあった方がいいかも。
これまた登り返すのかと思うとつらい。

黄金山神社。
このまま下るとおそらく北登山口にでると思われます。

それにしてもだいぶ下ってしまった。目線がいきなり低い。
では登り返して正規ルートへ戻ります。

きつい。こんな坂。
昨日の泉ヶ岳ゲレンデ歩きで酷使したヒラメ筋にダメ押しの一撃。

元に戻った。やはりここは弁財天山でいいんだとプレートが教えてくれた。
「便座移転で金貯まる」

小菰石山を目指して進むと気になるプレート。
「快速中央線」「青砥洞窟」行き 片道15分なり
しかもまたしてもルートから外れて下る道。もちろん戻るときは登り。
だいぶ時間もおしているので次回の楽しみに残しておきます。

「ぶらっくすとーんろーど」を進みます

「え?行こう?野道」を進みます。

稜線歩きが気持ちいい。正面にみえるのは大岡山。
一度ザックリと下っての登り返しが待っています。

石ポロ山。
ここも見晴らしがいいね。

田に水を張ったころの季節にも来てみたい。
綺麗だろううなー。

正面のあたりが白鷹山だろうか。

大岡山の山裾。

ここからも月山と朝日連峰のコラボ。

さらに稜線を進みます。

またしても気になるプレート。
下方100m先に「砥石洞窟」行きはよいよいかえりはこわい・・・・。
また次回。

やっと見つけた「熊カンカン」ずっと気になっていました。
乾いたいい音が響きます。冬眠中のクマさんを起こさないか心配です。

禁止事項 厳守しましょう!
釜土での煮炊き?
そんな人いるんだろうか。

今度は缶バージョン「熊カンカン」出現。

小菰石山を少し下ると、今度は近所のおじいちゃんたちが一服中。
またいろいろお話させていただきました。
ここから見える山々も丁寧に教えていただきました。
みんな優しい。「もー楯山地区」大好きです。
田舎暮らしするならここに住みたい!

ここが小菰石見晴し台。「ここもいし」と読むのね。

この場所からは今まで見ていた方の反対側。山形と宮城の県境の山々を眺められます。
こういうのあるとありがたい。

右から南面白山、中面白山、北面白山。

左端に大東岳も見えます。小東岳は見切れてしまった。

右にちょこんと頭を出しているのがトンガリ山、その左に山形神室岳の頂。
左側でどっしりした山は瀬ノ原山。登れるのかな?

上山、山形市内方面。
奥に大きく広がるのが白鷹山とおじいちゃんに教えていただきました。
天気が良ければその奥に飯豊連峰も見えるらしいです。
スカッと晴れた青空のもと登りたい。

小菰石山をいったん下って大岡山に登り返します。
下り方は二通り

つづら折りで下る 「急がば回れコース」

真っすぐ下る「一気呵成コース」トラロープ完備。
「急がば回れコース」で下りました。

合流して結局、急なくだりが待ってきます。
テントウ虫注意の坂。

「凌ぎ坂46」 
下りも怖いが登りもきつそう。

小菰石山と大岡山の鞍部は分岐点。
ここから七曲り峠を経て北登山口に下ることが出来ます。

ここからの眺めもいいですね。

月山 この残雪が残るころに、また登りたいな。

主峰『大岡山』を目指します

やっと主峰 大岡山山頂へ続く道。

竹カンカンの乾いた音を大岡山に響かせてみます。

この急な坂はまさか間坂。

トラロープ。使わせていただきます。

近所のおじいちゃん集団も来ました。4人に増えてる。

もうすでに足パンパンです。

このように立ち枯れている木が多いのが気になりました。
身体を支えるために掴んだらボキッと折れることも何度かありました。

イヨマンデの夜。
たしかクマ祭り?

しばし足を止めて考える。

登りきると平らな道。

誰かいらっしゃると思って通りかかると。

姥神様でした。よく見るとおかわいらしいお顔。

お疲れ様です。

ダジャレも続きます。

山頂独り占め。まもなく近所のおじいちゃん集団が来て賑やかになります。

大岡山山頂到着。

三吉大明神。

ルーツは秋田。

途中にもあったけどどういう意味だろう。雪跡がドラゴンにみえるとかでしょうか。

山形百名山 大岡山山頂は401m。

月山と朝日連峰。もう青空はありません。

山形市内。霞城セントラルが見えますね。

村山盆地を一望。
気持ちのいい山頂です。

葉山も見えます。
残念ながら鳥海山はすでに雲の中。

ゴールデンウィーク頃は水田が綺麗なんでしょうね。また来たい。

デデン。
こっこれは。アレですね!YAMAPでお見掛けしておりました!!

扉を開けて慎重に取り出す。
大岡山登頂記念ノート。
ページをめくると。

山形の人気ヤマッパー。
パクチーさんとでかたるさんが同じ日クリスマスに登られています。
自分も見開き同ページに登頂の記録を記させていただきます。感激!!
そうこうしているうちに、雨がポツリポツリ。
まずっ、やばっ、ほぼ手ぶらで登ってきたので何の準備もない。
急いで下ろう!!

山頂からもと来た道を少し下ると、南登山口に下山する不動尊コース。

駆け下ります。
走りやすい道。

途中分岐あり。
風間不動尊に下ります。青野はどこに出るのだろう。

風間不動産。

どこからきている水なのか。

そこからさらに下ります。終始下りやすい道。
今度は逆回転で登るのも悪くなさそう。

温風穴群。
行ってみたいがこちらも次回に持ち越し。

南登山口に到着。

登山口を出ると田んぼのあぜ道。
楯山コミセンへ戻ります。

少し離れて大岡山全景。

近所おじいちゃん集団も別登山口から出現。そこが青野なのか。

お墓山の前の道に車を駐車できるようです。
南登山口から入山する場合はこちらに駐車するのが便利。

この稜線を左端の風間山から歩いてきました。
大岡山まではワンフレームで収まらないので次の写真に続く。

大岡山。こういう時にパノラマで撮ればいいのだと後から気が付く。

あぜ道、長い直線を歩きます。
季節を変えれば気持ちよさそうな道。ビッキの鳴き声を聴きながら!
ビッキは地元米沢ではカエルのことです。

巨大化放置?された白菜と大岡山。

懐かしい。日本の原風景。壊れているので水は出なさそう。

なんかいいですねー。

水飲み中の猫発見。警戒して走り去りました。
びっくりさせてごめんね。

んっ?なんと民家の庭先に出た。
失礼しまーす。通らせてください。

あとはコミセン駐車場に至る。
駐車場で帰り支度をしていると先ほど風間山で会ったおばちゃまが、わざわざ家から出てきて声をかけていただきました。気にかけていただいて感謝!
なんともココロ温まる近隣の人々。
みなさま大岡山との結びつきが強いのを感じます。
地域の方々も含めとても素敵な里山でした。
すっかり「大岡山」「楯山地区」loveです。

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登山後アフター

山形七日町『やま七』で合盛り爆盛り双耳峰に挑む!

続いてランチを食べに山形市七日町の『やま七』
店内は満席。人気のお蕎麦屋さんのようです。
こちらもヤマッパーでかたるさんが投稿されていたお店。
ずっと気になっていました。

ドーン!!
満員、相席で合い盛りをいただきました。
蕎麦、中華麺の双耳峰。でかるたさんの表現を盗用。
蕎麦が雪崩のように崩れ難儀しました。

ゲソ天もつきます。
これでなんと850円。
皆さんこのボリュームを目当てに訪れるのでしょうね。まさに蕎麦二郎です!
大岡山登頂よりも、こちらの双耳峰を平らげるのに苦労しました。
量少な目で頼むべきだった。
間違いなく 摂取カロリー > 消費カロリー です。

痛みが和らぐ不思議な湯『臥竜温泉保養センター』で日帰り入浴

汗を流しに、国道13号線に面した 源泉100パーセントの痛みが和らぐ不思議な湯『臥竜温泉保養センター』に行って来ました。
相変わらず見た目はなかなかのカオスぶり。
今回が二度目のリピーターです。こんな見た目ですが泉質は最高。とても気持ちの良い温泉です。なぜここで、こんなにいい温泉が湧き出るのか不思議でしょうがない。

こちらが入り口。入浴料は350円。

気持ちよかったー。

あとは飲み会参戦の為、一路、米沢に向かいました。
長文駄文お付き合いありがとうございました。

登山日 2019年12月30日

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